ほうき星

 曇りと雨の日が五日間続いている北陸地方で。山にも登れず読書三昧の日を送っています。
 久し振りで山本一力氏の「ほうき星(上・下)」を読みました。091109_3
091112   ほうき星(彗星)は子供の頃から、不吉の象徴と聞いています。作家一力氏の小説の世界ではどう描かれているのか興味がありました。
天保六年(1835年)七十数年に現れる「ほうき星(ハレー彗星)」が江戸の夜空に輝いたとき、主人公さちは絵師の娘として生まれる。幸せな子供時代を過ごすが両親の死、慈しんでくれた祖母の死と不幸に襲われるが″願いごとをすればいっかきっとかなう〟200pxcomets7417688_2 これを乗り越え絵師としての天分を発揮する・・・。
作家一力氏独特の下町人情味溢れた物語である。
「ほうき星(彗星)」はまだ見たことがないが、Leonidas_sigloxix_2 先日のオリオン座の「ながれ星」は運よく眺める事ができました。
(Wikipediaから写真使用)

もう一冊は団 鬼六著「往きて還らず」7月に出た新刊本です。″おれが飛び立ったら、この女をお前の妻にしろ〟三人の特攻隊員と一人の美女。死を間近に控えた彼らが択んだ、空極の愛のかたちとは・・・。091113
「人生は Do it now ! やるべきは今」
お国のために命をささげる特攻隊員の「大和魂」を感ずる。

物語の中にエロチックな描写もあり面白い!
作家・団 鬼六氏は嗜虐的官能小説の第一人者でありました。

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晩秋から初冬へ

 暦の上での立冬は昨日でしたが、本日も二日続けて暖かい日。紅葉も里に降りてきており行楽シーズン真っ只中です。
 小生は9月末より遠出をせず日野山を歩いています。″同じ山ばかり登って飽きませんか?〟って聞かれますが、″登山コースをその度に変えて登れば変化があり又新しい発見などがあり楽しいですよ〟と答えています。Img_2880_4
昨日は「萱谷コース」を登ってきました。9時前には登山口に早、マウンテンバイクがあり、先を越された感じです。
約20分で展望が開け小さな、可愛いお地蔵さんが出迎えてくれます。
高度を上るに従い「落ち葉の絨毯」が深くなり、深まりゆく秋を足元から感じられます。登山道脇に遅咲きの「アキノキリンソウ」の黄色い花が目に止まりました。Img_2882_3
Img_2883_2 Img_2884                                    

静寂の中に枯れ葉が舞っている、また落下する音が大きく聞こえてくる。
萱谷コースで出会った登山者は2人のみでこのコースは静かで好きなコースです。        
昨日はかなり多くの登山者があり山頂は賑わっていました。多くは平吹コースからでしょう。
残念ながら「白山」の雄姿は眺める事ができなかった。
4日に望めた雪の積もった「白山」の写真を載せておきます。Img_2877

今年の日野山登頂目標回数まで、残り8回(55回)目指して頑張らなくていけません。

(前回より写真クリックすると大きくなるようにしました。)

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In The Woods of The Rockies

「ロッキーの森から」という写真集。
ロッキー山脈は北アメリカ大陸をカナダ、ブリティツシュ・コロンビア州からニューメキシコ州まで、北西から南東4,800kmにおよぶアメリカの屋根です。このロッキー山脈のほぼ中央コロラド州デンバーに40年以上住み続け、自然や生き物、人々を撮影してきた日本人 山岸行輝氏のA4版の写真集です。091031
彼のアウトドアーライフを通しての写真やエッセイは、時間を追われ、五感をつかった生活を忘れてしまった私たちに「自然暮らし」の良さを目で楽しませてくれる。
小生はまだ訪れた事がない広大なアメリカ大陸の自然は島国育ちの小生には想像もつかない。
 山岸行輝氏は1937年、東京生まれ、学習院大学卒業後渡米、New Yorkの美術学校を出てアートディレクター、フォトグラファーなどを経験して現在はフリーライターです。またフライフィシャーマンとしても有名です。
 小生は彼の自然とともに暮らす生活を憧れます。羨ましいかぎりです。八ヶ岳山麓か穂高町(松本市郊外)に住むことが実現不可能
な私のです。Img_2866_1 Img_2867_1_2 Img_2869_2 Img_2868_1 

 先日珍しい写真を図書館で見っけました。明治の初めの頃?ちょん髷「歩荷」の 姿です。
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灯火親しむ・・・

 晩秋の夜は長いですね!明日からは 「読書週間」 です。読書週間は1924年(大正13年)に制定されました。しかし戦前と戦後一時期中断された時もあったようです。読書週間は10月27日から11月9日までの、二週間だそうです。
 先日の新聞では 本離れ・・・という記事が載っていました。「時間がない」が主な理由のようです。そう言えば小生も現役の時はあまり読まなかつた。きっと時間が無かったのでしょうね。現在では時間潰しに乱読気味です。
 今は、市立図書館に読みたい書籍(新刊本)などの検索またリクエストも自宅からインターネットで出来、便利な時代です。
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前回は好村兼一著「伊藤一刃斎」を紹介しましたとても面白かったので同じ作家の 「侍の翼」 を手にしました。期待どうり大変おもしろい。
主人公は槍の遣い手、お家断絶で江戸の裏長屋に住む貧乏浪人暮らし・・・。武士として先祖に恥じない死に場所を捜していたが、思いもかけぬ運命が・・・。読んでのお楽しみ!
「天雷无忘 (てんらいむぼう) = 己一切を天に委ね、天に従い、泰然と居るのみ という意味らしい。  好村兼一氏のファンになってしまった小生。「宮本武蔵」を執筆中との事、待ちどいしい。

091020 もう一冊は菊池俊明著 「白馬岳の百年 (近代登山発祥の地と最初の小屋) 」 です。
明治38年(1905年)に白馬山頂直下に登山者用の営業小屋が 「松沢貞逸」 氏によって計画された。現在の 「白馬館」 で収容人員日本一の山小屋です。白馬岳に登られた方は泊られたのでは!
北アルプスのなかで白馬岳は岩稜登りを楽しむ穂高岳や剱岳と違って、雪と花を楽しむ山です。菊池氏は「未知への好奇心や初ルートの開拓に情熱を燃やした「登山 」の時代は、昭和40年代を境に遠のき、その後しばらく続いた若者や中年の「登山 」の大衆時代もやまを越え、今や、カネを頼りに自分の好みに合わせてやってくる「登山 」の時代を迎え始めている」と言っています。

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オリオン星座流星群

 ♪ 〝見上げてごらん 夜の星を・・・・・・ご存じ 坂本 九 ちゃんのヒット曲です。
今週は夜中、オリオン星座を主に〝流星群〟を眺めて寝不足と首が痛いと!言っている方が多いのではないでしょうか?
 小生も昨日、明け方(am:4~5)南方のオリオン星座を眺め、久し振りに流れ星、二つかなりはっきりと確認できました。
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ここ二・三日素晴らしい秋晴れの日が続いており、紅葉の情報が聞かれます。福井県では11月の一週が最高の見どころではないかと思います。
昨日「日野山奥の院」の上空に〝鰯雲〟がかかり、これから日野山も秋が深まりつつあります。

Photo_2 「コウヤボウキ」 の花が綺麗です、赤い実は 「サルトリイバラ」 。
 
 

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友情をのろしでつなぐ

 心配していた天気もなんとか守ってくれ、「第二回北国ルートのろし駅伝」を実施する事ができました。今年のテーマはNHK大河ドラマ「天地人」から、「石田三成」と「直江兼続」の〝友情をのろしでつなぐ〟 でした。
Img_2850 我ら日野山愛好会?の有志で定刻どうり日野山第一、日野山第二で発煙する事が出来ました。
日野山からは南条の杣山城、妙法寺城、武衛山、行司ヶ岳城から昇る白煙を確認できました。しかし鬼ヶ岳、ホノケ山からの狼煙は、曇天のため肉眼ではハッキリと確認できなかったのが残念でした。

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 平野部からも見えたでしょうか?何分日野山山頂は795mあり、前々日からの天気予報はあまり芳しくなく参加者また登山者も少なかったのが心残りでした。

 11月23日(月)には、「琵琶湖一周のろし駅伝」が甲賀市をスタートに滋賀県下40ヶ所の城跡で実施されるそうです。一度見学に行きたいものです。

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天下一の剣を求めて 伊藤一刃斎

 剣聖・剣豪の名は塚原卜伝をはじめ、上泉伊勢守、宮本武蔵、千葉周作 などが思い出されます。今週は 好村兼一 著 「伊藤一刃斎 (上・下)(平成21年9月15日発売 廣済堂)を読みました091012_2
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7月に柔術・柔道の夢枕 獏「東天の獅子」を読みましたが。今回は剣の道を極める男の物語です。著者、好村兼一氏は 剣道八段 です。八段の段位は剣道で最高位のもので、とても難しい。合格率は毎年受験者のうち1%と狭き門です。
伊藤一刃斎は16世紀後半の人で、出自などは明確ではありません。小説の中では伊豆大島となっており、三島大社の神人から日本一の剣豪をめざす男の一刃流開祖誕生の秘密!の物語です。三島大社の宮司より剣を教わり、鐘捲自斎に見出され富田勢源(越前一乗谷生まれ?)を師事する。勢源から前原弥五郎という名から伊藤一刃斎景久と天下一剣聖に相応しい名を授けられる。
 小野善鬼とともに修業の廻国の旅に出て、あらゆる流派と例えば京の吉岡一門、奈良の槍の宝蔵院、柳生一門などと手合わせ三十数度立ち会うが負け無しである。善鬼はかけがいのない友であった。善鬼の甥、小野次郎右衛門に一刃流を継がせる。
 とにかくこの本も面白い、日本男性には武道のDNAが流れているのか?
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天下の頂点に立、剣を極めた剣豪は、宮本武蔵もしかり、

 〝忽然と姿を消す〟

理由はいろいろあります、読んで見てのお楽しみ!

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快晴の体育の日

 東京オリンピック(昭和39年)以後制定された 「体育の日」 は晴れの特異日の印象があります。昨日の体育の日も全国的に爽やかな秋晴れで、多くの方が行楽またスポーツを楽しまれたのではないでしょうか?
 小生も日野山登山、暑くも無く寒くも無く山登りには最高のコンディションで今年42回目を数えました。
目新しいニュースはありませんが、Img_2826 Img_2830 「アケボノソウ」「クルマバハグマ」Img_2836 は先週開花していましたが、 「センブリ」 が数株、純白の花を咲かせていました。アケボノソウもセンブリも清楚な感じです。

山頂休憩所内気温14℃(am10:30)で肌寒い、やはり陽だまりが心地良いですね。次から次と登山者が登ってきていました。推定ですが昨日一日60~70名の人が楽しまれたのではないでしょうか?
 それにオーストラリア、アイルランドの女性二人がクライミングを楽しんでいました。Img_2832_2 日野山で見かけるのは珍しい。
日野山も国際的になったのかなー? "See you again"  と言葉を交わして下山しました。

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許されざる者

 辻原 登 著『許されざる者』 (上)(下)を読み終えました。840ページの長編小説で、約二週間を費やしてしまった(体調もイマイチだったので)。091009 091003

「許されざる者」というと1959年、オードリー・ヘプバーン、バート・ランカスター主演の西部劇を懐かしく思い出される往年の映画ファンも多いのではないでしょうか。
また同じ題名で1992年、クリント・イーストウッド監督・主演。2003年には藤 竜也主演で映画化されたものとはストリーは違います。

 物語は日露戦争開戦から終戦の明治時代、和歌山県・新宮(小説では森宮)を舞台に書かれています。主人公は米国と印度に学んだ医師、町の人々に「ドクトル(毒取ル)」と慕われる魅力的な人物です。近代化の波が押し寄せる森宮に暮らす人々をも巻き込んで、ドラマチックな時代群像が描かれています。
元森宮藩主の妻と恋仲に落ちる、ドクトルが戦地で森林太郎(鴎外)と会うなど、実在の人物と架空の人物が交流する場面などがあり面白い。

 秋の夜長 読書に親しまれてはいかがでしょう

「歴史上の事実は一つだけれど、そこで生きていた人たちが何を考え、どうかかわっていたかは、ほとんどが後に書かれたフィクション。みんなが共有する、当然こうなるだろうという歴史に引きずられないで、小説が書きたいと思いました」と著者が言っておられます。
この小説「許されざる者」は今年6月に出版された新刊本です。

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奥穂高・紅葉の涸沢カール ③

 早朝4時半に小屋の電灯が灯る、窓ガラスには水滴がついています。小屋の宿泊客も昨日の1.8倍近い昨晩は毛布なしでも寒く有りませんでしたが、屋外の温度計は8℃で冷え込んでいます。紅葉が深まりもさらに進むでしょう。
 今日は上高地までの行程で時間は十分あります。普通は横尾・徳沢と往路を降るのですが、涸沢ヒュッテより新村橋までの「パノラマコース」を下山する事にしました。
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 (このコースは熟達者と表示されておりますので。小屋のスタッフに登山道の状態を確認してください。)

                         鎖・ロープのトラバースとアップ・ダウンが数多くありスリルのあるコースです。しかし名前の通り展望は素敵です。涸沢カール、穂高連峰それにヒュッテと小屋を同一画面をフイルムに収めることが出来ます。
しばらくすると「槍ヶ岳」が見え始め、進むにつれて槍の穂先が徐々に大きくなってきます。
約一時間で「屏風の耳(2,566m)」への分岐に着き、屏風の耳をピストンします。Img_2806 Img_2803
ここからの展望も素晴らしい!
プロカメラマン?か盛んにシャッータをきっていましたImg_2808。         Img_2810_3
約3時間30分樹林帯を抜けると新村橋です。樹木の間から「蝶ヶ岳」への長塀(ナガカベ)尾根が見え、5年前の辛かった登りを思い出しました。


 新村橋の近くで井上靖の小説「氷壁」のモデルとなった記念碑がありました。 Img_2812

明神池から河童橋までは観光客で溢れていました。上高地の紅葉はまだまだ早い、梓川の清き流れは何時見ても美しい。Img_2816 Img_2818





 

        ♪ 穂高よさらば また来る日まで
            奥穂に映る 茜雲
          返り見すれば 遠ざかる
            まぶたに残る ジャンダルム
 
                          

                                

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